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ちょこちょこ外出はしているのですが、更新が遅れ気味なのでたまには新しいネタを。
日本三大祭の一つ、祇園祭に行って来ました♪
毎年、行きたいな〜と言いつつ、暑いし大混雑するしでなかなか実際には行けないお祭りです(^^;)
私が行ったのは宵山の初日なんですが、山鉾は既に所定の場所に配置されていました。
でも残念ながらこの日は午前中雨が降っていたので、最初はほとんどの山鉾にビニール袋がかかっていた(+_+)
ビニール入り提灯ショットw
山鉾というと高い鉾があり、2階にお囃子があるものをイメージしがちですが、それは鉾で、こんな風に松の木が一本立ってるのは山です。
重さも鉾が8トンくらいあるのに対し、山は1トンくらいしかありません。
こちらが鉾。
平安時代に疫病が流行した事から、矛を立て、その矛先に悪霊を吸い取る儀式が始まり、時代の変遷と共に華やかな鉾や山が造られるようになったそうです。
ビルの2階から渡り廊下が繋がっていますが、売ってるちまき等を買うと鉾に乗せてくれます。
ただ元々鉾は女人禁制で、今でも渡り廊下までしか行けない鉾もあるので、女性で鉾に乗りたいという方は事前に確認した方がよさそうです。
各山鉾にはオリジナルの手ぬぐいがあるんですが、それを展示した場所もありました。
町中での山鉾の場所は昔から同じで、この占出山のように神様を祀っている所もあります。
占出山は古くから安産の御利益があるとされ、その年の巡行で占出山の順が早いとその年のお産は軽くて早いと言われているそうです。
過去の祭に使った貴重な装具も展示されています。
尚、山鉾巡行の順番はくじ取り式といって毎年くじで決まりますが、先頭の長刀鉾、5番目の函谷鉾、21番目の放下鉾、22番目の岩戸山等は順序が変わらないそうです。
どの山鉾でも護符やちまきを売ってるのですが、私はちまきはてっきり食べられる物だと思ってました。
護符同様お守りだそうで、菊水鉾は不老長寿、岩戸山は開運等などそれぞれに御利益があり、毎年これを求めにくる人もいるそうです。
約1ヶ月間気の毒になるくらい混雑する四条通り
(この翌日からホコテンに変わる)
でも裏道に入ると比較的空いています。
個人的には錦小路通りや綾小路通りで山鉾を見るのがお勧めです。
もちろん出店もいっぱい♪
古くて面白いお店もあったりします。
綾小路通りの伯牙山では、まだ山の準備作業をしていました。
Yさんが「この前掛け裏返しにしてるのかな?雨やったから」と言い、私が「糸出てますね。デザインかなー?」というと、聞こえてたようでおじさんが「ボロボロやろ?古いねん」とおっしゃいました。
ひゃー、すみません(^^;)
でもおじさん達が法被を着て軽快に作業してらっしゃる様子はとても素敵でした。
伯牙山のそばのお屋敷は重要文化財。
屏風祭と言って、この時期だけ邸内の屏風を一般公開しているそうです。
無料の所もありますが、ここのは1500円でした・・・見なかった。^^;
さて、だんだんと灯りがいい感じになり・・・
コンチキチンの祇園囃子も盛大になって来ました。
アゲジャー ソーレ モヒトーツ ヨイヨイ♪
楽器は太鼓・笛・鉦で構成され、20〜30の曲を演奏しているそうです。
(全部同じ曲かと思ってた^^;)
このお囃子も悪霊を鉾先に誘い込むという意味があるらしいです。
歩き回って疲れてきたし、だんだん混んで来たので長居せずに帰りましたが、山鉾が美しく、お囃子が賑やかでお祭りらしくなるのは日が暮れてからだと思います。
もちろん昼間の山鉾巡行も素晴らしいですが、暑いし、混みすぎて山鉾見えない〜(+_+)
今年から前祭(7/14〜16が宵山・17日巡行)・後祭(7/21〜23日宵山・24日巡行)が復活し、巡行が2回になったし、いつか冷夏の年にでも見に行こうと思います。^^